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世界遺産について 世界遺産旅行記


イグアス国立公園
Iguaz National Park
    2001年6月9、10日訪問
     
ブラジル Brazil
アルゼンチン Argentina


自然遺産 (アルゼンチン:1984年、ブラジル:1986年)

■概要
イグアス国立公園はブラジルとアルゼンチンの国境に沿って流れるイグアス川にある世界最大の滝。幅4000mの滝を毎秒6万5000トンもの水が流れ落ちます。そのスケールは数字以上の迫力。

■アクセス
私はブラジル側からアクセスしました。ブラジル・サンパウロからフォス・ド・イグアスまで空路で1時間40分。空港からは市内まではバスまたはタクシーで移動できます。市内からブラジル側のイグアス国立公園まではバスで約40分。私は現地旅行社の日系ブラジル人に案内してもらったので、空港の出迎えからホテルのチェックインまで送迎付きで効率良く回ることができました。

 
ブラジル側
     
ブラジル側のイグアス国立公園は、公園入口からバスで遊歩道まで森の中を移動します。ここには2000種以上の野生動物が生息しており、密漁者から保護しているそうです。

バスを降りて歩き出すとまもなく、ゴーという低い音が森の先から聞こえてきます。さらに先に進むとまもなく滝が遠くに見えてきます。 夢中になってカメラのシャッターを押しますが、これは幅4km、最大落差80mという滝のごく一部にすぎません。

ナイアガラ滝、ビクトリア滝と並んで世界三大瀑布のひとつに数えられるイグアスの滝ですが、そのスケールはナイアガラの比ではありません。(ビクトリア滝は行ったことがありませんが。)
     
遊歩道で滝に近づけるようになっていますが、ものすごい水しぶきでびしょ濡れになります。毎秒6万トンという水量を実感できます。滝の近くではカメラも取り出せませんでした。

滝に虹がかかって見えました。午前中はブラジル側、午後はアルゼンチン側で虹が見られるそうです。

右側の写真はバードパークという鳥の動物園で撮ったものですが、色鮮やかなくちばしを持つトゥカーンという鳥が本当に公園内で飛んでいました。こんなに目立っていて、大丈夫なのかと心配になりました。


     
     
一番奥の滝は「悪魔の喉笛」と呼ばれていて、とても近づくことができません。滝の全体像を空中から眺められるヘリコプターツアーに参加しました。眺めは格別です。スケールの大きさをあらためて実感できます。

ヘリコプターに乗るのは初めての経験でどきどきでした。ふわっと浮き出す感覚は飛行機とは違います。パイロットはサービス精神が旺盛で、滝を右から左からよく見られるように旋回してくれるのですが、私は乗り物酔いをしてしまいました。

イグアス川の下流でパラナ川と合流します。ここではブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3国の国境が接していて、観光ポイントにもなっています。
     
ブラジル側ではボートツアーで川下から悪魔の喉笛を目指します。

とはいっても、悪魔の喉笛までは水の流れが激しいのでとても近づけません。強力なモーターが唸りながら川を上っていきます。水面から滝を眺められるだけでも十分です。

滝に近づいて水しぶきを浴びたり、帰り道では激流下りをしたりとアトラクションとしても十分に楽しめました。
     
アルゼンチン側
     
アルゼンチン側では滝の上側にも遊歩道が整備されていて、滝の迫力を間近に感じられます。

滝に落ちる前のイグアス川はきわめて穏やかな流れです。地殻変動により突然段差が生まれたのだとか。毎秒6万5千トンもの水が流れているそうです。この激しい水により滝は毎年数センチずつ後退しているそうです。
     

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