アーヘン大聖堂 Aachen Cathedral |
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2001年5月29日訪問 | ||
ドイツ
Germany 文化遺産 (1978年) ■概要 八角形のドーム礼拝堂が特徴的なアーヘン大聖堂。790年代にカール大帝により宮殿教会として建設された。その後、ゴシック様式で増築されており、600年間に渡りローマ帝国皇帝の戴冠式がここで執り行われた。 ■アクセス フランクフルトからアーヘンまでドイツ鉄道DBのICEで約2時間。オランダ、ベルギーとの国境にほど近い町です。 |
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初めてのヨーロッパ訪問で、初めて訪れた教会がアーヘン大聖堂でした。ガイドブックを事前に読むこともなく、世界遺産であることも知らずに訪れました。 |
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アーヘン大聖堂が特徴的な部分は「八角形」の礼拝堂なのですが、中に入ってみて、まず最初に目に飛び込んでくるのが正面のステンドグラスです。(右側) しばらくして目が暗さに慣れてきたところで、天井に黄金の絵が描かれていることに気がつきました。アーヘン大聖堂を特徴付ける八角形の「8」という数字は、中世キリスト教の象徴的な数字だったそうです。 「八」は復活を意味する重要な数字で、割礼は生後8日目、ノアの箱舟で助かったのは8人など、「八」は中世キリスト教の象徴的な数字でした。そして「八角形」は円の中で二つの「四角形」を交差させるとでき上がります。円は永遠の神を象徴し、四角は世俗的世界を意味し、天国への4つの方向や人間の4つの性格を表しています。つまり、カール大帝は世俗の世界と神の世界を結ぶ権力を、「八角形」で象徴させたのです。 (出典:NHK世界遺産の旅) |
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