グレートスモーキーマウンテン国立公園 Great Smoky Mountains National Park |
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2004年12月17、18日訪問 |
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公園入口の看板 |
グレートスモーキー国立公園はテネシーとノースカロライナの州境にあり、アパラチア山脈の南端に位置しています。早い時期から開拓が進んだ東部では国立公園は少なく、ここグレートスモーキーは自然が残された貴重な公園です。とはいえ、公園すぐそばのGatlinburgという町は軽井沢的に賑やかで、ほかの国立公園とイメージがやや異なるかもしれません。 私たちが訪れた冬期には、公園内のいくつかの道路が閉鎖されていてベストシーズンとは言えませんでしたが、それでも公園の名前にもなっている霞んだ山並みは眺めることが出来ました。ここのベストシーズンは新緑か紅葉の季節。絵葉書などの写真集で見た限りでは、日本でみる紅葉よりもさらに山が真っ赤に染まるみたいです。今度チャンスがあったら、紅葉の時期に訪れたいと思っています。 公園を南北の縦断し峠を越えるNewfound Gap Road がメイン道路で、ところどころに簡単なトレイルと展望台があります。公園西側のケーズコーブ Cades Cove では開拓者が住んでいた頃の住居や牧場が保存されています。 |
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■ニューファウンドギャップロード Newfound Gap Road | ||||
Newfound Gap (1538m) |
霞んで見える山々 |
Newfound Gap に展望台があり、幾重にも重なった山々が見渡せます。写真の通り空気は澄んでいて空は晴れているのに、山が霞んで見えました。不思議な景色でした。ここの気候の関係で靄がかかりやすいのかは分かりませんが、とにかく見事でした。 山頂付近には雪が残っていたので、天気によってはタイヤの滑り止めの装備が必要でしょう。 南側の Oconaluftee Visitor Center ではクリスマス前だからかもしれませんが、クッキーを配っていたり、楽器の演奏をしていたりと、アットホームな雰囲気でした。 |
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ニューファウンドギャップからの眺め Smoky Mountains View from Newfound Gap |
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残雪のピクニックエリア |
開拓時代の家 |
Oconaluftee Visitor Centerにて |
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John Oliver's House |
■ケーズコーブ Cades Cove この地域で一番古いのがJohn Oliverさんの家で、1820年代に建てられたものです。この建物はログハウス風ですが、丸太を使うほどの立派なものではなく、木と木の間を土で埋めていたような粗末なものでした。部屋の大きさも小さく、この家から豊かな暮らしは想像できません。 この地域には、他にも3つの教会とお墓がありました。いずれも素朴なものでした。 |
Cades Coveの平原 |
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Methodist Church |
Buptist Church |
納屋 Barn |
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この地域にある家のいくつかは移築されたものだそうです。最盛期には130家族・690人くらいが、この地区で暮らしていたそうです。 ここは肥沃な土地で、鹿も多くいたので、暮らし始めるには良い場所だったようです。とはいえ、生活は楽ではなかったようです。 |
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