マウントレーニエ国立公園 Mount Rainier National Park |
||||
2004年8月15日、16日訪問 |
||||
|
||||
公園ゲート |
マウントレーニエ国立公園はワシントン州・シアトルから南東へ2時間半ほどの場所にあります。美しい山の風景と高山植物などの自然がここの魅力です。 マウントレーニエ Mt. Rainier は、シアトルの日系人にタコマ富士と呼ばれて親しまれているそうです。 確かに南東の方角からの眺めは、裾野がきれいに広がって見え、富士山に似ているなあと思いました。とはいえ、マウントレーニエは 14153ft (4392m) もあり、大きさで富士山を一回り上回ります。このため、近づくとかなり迫力がありますし、山頂付近にはいまでも氷河が存在しています。 |
タコマ富士ことマウントレーニエ Mt.Rainier |
||
公園内の見所は、南側のパラダイス地区と東側のサンライズ地区に分かれます。公園の中心部はパラダイス地区。ここにはビジターセンターや宿泊施設があり、高山植物が多く見られるハイキングトレイルが充実しています。一方、サンライズ地区では、迫力のある荒々しい山の風景を楽しめ、氷河を近くに眺めることができます。 | ||||
ナラダ滝 Narada Falls |
■パラダイス地区 Paradise Area パラダイス地区の見所はビジターセンター付近に集まっています。逆さ富士が眺められるリフレクションレイク Reflection Lake と白糸の滝みたいなナラダ滝 Narada Falls は見逃せません。 パラダイスではトレイルを楽しむことをお勧めします。私たちはNisqually Vista Trail と Paradise Park 付近を歩きました。今年は気温が高く、高山植物のピークは7月下旬だったようですが、それでもカラフルな花をたくさん目にしました。 トレイルの途中ではマーモット、雷鳥、バンビなどの野生動物にも出会いました。 |
|||
マウントレーニエは大きい山なので、山頂に雲がかかることが多いようです。私たちも完全な姿を見ることが出来たのは、夕方のほんの一瞬だけでした(下の写真)。 リフレクションレイクは逆さ富士のポイントとして有名ですが、風が吹いていると湖面の反射がきれいに映らなくなるので、リフレクションが見られかどうかは運次第です。朝方と夕方は見やすいようです。 8月は天候が安定しているので良い季節ではありますが、今度は雪解けか紅葉の季節に訪れてみたいと思いました。参考までに、冬には10m以上の積雪があるそうです。 |
||||
リフレクションレイクに映る逆さ富士 Reflection Lake | ||||
|
||||
雷鳥 Ptarmigan |
Aster |
|||
ベアグラス Beargrass |
Mountain Bog Gentian |
Pasqueflower Seedhead |
||
東側から見たマウントレーニエ |
■サンライズ地区 Sunrise Area サンライズ地区から見たマウントレーニエは迫力があります。ここでも私たちはシャドウレイクへの2時間半くらいのトレイルを楽しみました。ここではイモンズ氷河 Emons Glacierや雪山登山をめざす人たちが多くいました。 |
シャドウレイク Shadow Lake |
||
Broadleaf Lupine |
||||
■マウントレーニエ国立公園の宿 公園内にはパラダイスイン Paradise Inn とナショナルパークイン National Park Inn の2つの宿泊施設があります。いずれも古くからあるホテル形式の山小屋で、公園内にあるという便利さとアンティーク的な雰囲気は悪くありません。ただ、宿泊料金は割高な気がします。冬は積雪のため営業できないから、いたしかたないのでしょう。 私たちはパラダイスインのバス付き1ベッドルームに税抜き$149で泊まりました。部屋は狭く快適とは言えませんが、テレビもないので寝るためには十分です。ホテル内のレストランはいい雰囲気でした。 |
窓にはマウントレーニエ 山小屋風のロビー |
バス付き2ベッドルームの内装 |