ノースカスケイド国立公園旅行記 North Cascade National Park

ノースカスケイド国立公園
North Cascade National Park

2004年8月20日訪問

Washington ワシントン州

Visitor Centerの看板

ノースカスケード国立公園は、シアトルから北東に約200km・2時間半の場所にあります。簡単なアクセスに比べて、この公園を満喫するのは容易ではありません。車でアクセスできる範囲は Ross Lake National Recreational Area 内で、厳密に言うと国立公園ではありません。国立公園内へは、本格的な登山か南側にあるチェラン湖 Lake Chelan からボートとバスを組み合わせて乗り込む必要があります。とはいえ、ノースカスケードハイウェイWA-20 をドライブするだけでも、険しいノースカスケード山脈の一部を感じ取ることはできます。今回は私たちはドライブのみでノースカスケイド国立公園を訪問したことにしました。

ドライブでの見所は、ディアブロ湖 Deablo Lake、ロス湖 Ross Lake、ワシントン峠 Washington Pass の3箇所。ドライブだけであれば1日で十分ですが、チェラン湖のボートに乗るのならば2日必要でしょう。

■ディアブロ湖とロス湖 Diablo Lake & Ross Lake

この2つの湖はいずれもダム湖です。隣接する湖にもかかわらず、湖面の色が異なります。ロス湖は普通の湖ですが、ディアブロ湖は青みがかかった乳白色です。おそらくディアブロ湖に流れ込む川にコロイド状の物質があるのだと推察します。カナダのバンフ国立公園にあるペイトー湖と同じターコイスブルーでした。

ディアブロ湖 Diablo Lake

ディアブロ湖 Diablo Lake

ロス湖 Ross Lake

■ワシントン峠 Washignton Pass

ここはノースカスケードハイウェイ沿いですが、厳密にはオカノガン国有林 Okanogan National Forest のエリアになります。

ワシントン峠にある Washignton Pass Overlook から リバティーベル山 Liberty Bell Mt (2359m) が望めます。切り立った山と急勾配で登る道路を一望できる迫力のある展望台です。

リバティーベル山 Liberty Bell Mt

おまけ: サケの孵化場 Salmon Hatchery

公園に向かう途中によく見かける施設 サケ孵化場 Salmon Hatchery に立ち寄ってみました。川には灌漑・治水目的と見られるダムがいくつかあります。魚が遡上できるようにダムの端に水路が設けてありますが、ここを越えられず力尽きていくサケも多くいるようです。その一部を捕まえて、ここで孵化させてから川に放流しているようです。

実際にサケが泳いでいる姿を見たいのであれば、シアトル市内のチッテンデン水門という場所をお勧めします。サケ用の水路に窓が設けてあって、サケが少しずつ水路の段差を超えていく様子を観察することが出来ます。

Salmon Hatchery

Salmon Hatchery

水路を登っていくシャケ