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サワロ国立公園
Saguaro National Park
2004年3月13日訪問


Arizona アリゾナ州
     
サワロ国立公園は、Saguaro East: Rioncon Mountaion Districtと Saguaro West: Tucson Mountain District の東西2箇所に分かれています。アリゾナ州第2の都市ツーソンから、それぞれ15マイルほどの距離にあります。

サボテンがにょきにょきと生えている様はまるで人が立っているようにも見えます。雨の降らない不毛の大地をイメージしていましたが、この日は雨。でも、午後からは晴れてきました。こちらもソノラ砂漠ですが、最北端に位置するため気温がやや低く、ここではオルガンパイプカクタスは見ることはできません。

Saguaro West
Saguaro Cactusに囲まれた景色のいいドライブコース Hohokam Road はダート道路。途中にあるValley View Overlook Trailを散策しました。

Saguaro East
Cactus Forest Driveは小高い丘を上り下りするドライブコースで、Westと同様こちらもいい景色が続きます。こっちは舗装道路。Visitor Center でトレイルマップを入手して、Loma Verde Trailhead からの3.1マイルの散策を楽しみました。野生動物との遭遇は小鳥を除いて特にありませんでした。残念。
夕日のSaguaro Cactus
公園入口のゲート
Hohokam Road
     
年寄りのSaguaro
サワロサボテン Saguaro Cactus
サワロサボテンの寿命は200年。成長はかなり遅く、10cmくらいまで成長するのに5年はかかり、65〜75年経って初めて腕(木でいえば枝)が生えてくるそうです。高さは最高で15mくらいまでは伸びます。

左側はきっと長生きしている年寄りサワロ。高さと腕の本数から考えても老人に違いないと思います。表面も結構傷んでいましたし。皮膚が老化してくるのは、人間と同じですね。
右側は、見ての通りミッキーマウスみたいなサワロです。ちょうどいい具合に腕が出てきたものです。 
ミッキーマウス Saguaro
     
ところで、サボテンの中がどうなっているか知っていますか? サボテンの中には芯となる木製のリブが大きな体を支えていて、その周りをスポンジ状の果肉が覆っています。表面には水分の蒸発を防ぐロウ状の皮膚があり、トゲが生えています。こうした構造により、体内に200ガロン(700リットル)もの水を蓄えることができるのだとか。この量は、雨が降らなくとも1年分は生きられる水分なのだそうです。ちなみに、右側がサワロサボテンが死んだ後の姿です。リブが残っています。このリブはまさに木でした。

枯れたSaguaro
     

Jumping Cholla Cactus
4月下旬〜6月がサボテンの花の季節です。今回は時期がちょっと早かったため、サボテンの花は見ることができませんでした。参考ですが、サボテンの花は日没後に花が咲き、次の日の午後には散ってしまうそうです。短命だけにきっと美しい花なのでしょう。その後、7月には赤い実をつけます。実で作ったCactus Juiceは赤い色をしているそうです。そのうち、一度くらいはサボテンジュースを飲んでみたいものです。

サワロ国立公園には、サワロサボテン以外にもチョラカクタスやバレルカクタスや生息しています。
   
Sunset
Barel Cactus
 

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