スコッツブルフ国定公園 Scotts Bluff National Monument |
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2004年6月9日訪問 |
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Gate |
西海岸を目指して進む開拓民にとって、平原に突然現れるこの絶壁スコッツブルフはまさにランドマーク的存在でした。オレゴントレイルという歴史的な街道がこの国定公園を通過しています。 ビジターセンターには西部開拓時代の長旅をテーマとした展示が充実しています。さらに公園内のアクティビティとして、スコッツブルフの標高1417mの頂上までドライブすることが出来ます。頂上から周囲の平原を一望し、当時の長旅の苦労を想像してみるのもいいかもしれません。 |
スコッツブルフと幌馬車 |
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スコッツブルフ頂上 |
■オレゴントレイル Oregon Trail オレゴントレイルとは、ミズーリ州カンザスシティをからオレゴン州ポートランドまでを結ぶ全長2170マイルもの長い街道です。ここを幌馬車で山谷を越え、インディアンの襲撃に怯えながら3ヶ月ほどもかけて移動していったそうです。インディアンの襲撃以外にも、下り坂で幌馬車のブレーキが効かなくなり暴走したり、病気にかかったりして命を落とす人も大勢いたようです。 フロンティア時代はアメリカ人にとっても今や古き良き思い出であり、自動車社会、飛行機社会の到来とともにフロンティア精神は昔のものになりつつあります。アメリカ人が侵略者であることも理解しつつも、彼らが未開の地を切り開いていった精神力・生命力には敬意を表したくなります。 私たちはビジターセンターでオレゴンに移住した女の子の日記をもとにした絵本を買いました。当時の暮らしがいかに質素であったかがよく分かりました。それなのに、どうしていつの間にか、冷凍食品、ハンバーガーの国になってしまったのでしょうね。 |
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