ホワイトサンズ国定公園 White Sands National Monument |
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2005年3月12、13日訪問 |
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公園看板 |
ホワイトサンズ国定公園に行ってきました。公園名がホワイトサンドとなっているものの、本当に白砂なのだろうかと半分は疑っていましたが、公園に着てみると確かに乳白色の砂で、周辺の茶色の砂とは明らかに違いました。 ホワイトサンズ国定公園のゲートシティは160km ほど離れたテキサス州エルパソになります。隣にアメリカ軍のミサイル練習場があるためか、道路はよく整備されています。ただ、ミサイル発射時には2時間ほど道路が封鎖されることもあるそうです。 |
風紋 |
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カリフォルニアの空も青いのですが、ニューメキシコの空はもっと青さが濃い気がします。特にホワイトサンズに来ると白と青のコントラストが強烈でした。昼間は照り返しがきついので、サングラスなしでは目がやられます。 白い砂の正体は石膏(Gypsum)化学式はCaSo4・2H2O。水溶性の物質なので、雨が少ない場所にしか存在できないそうです。結晶が風化して粒子になった上で、風で運ばれて集まって初めて砂丘が形成されます。この石膏の供給源は公園南西部にあるルセロ湖ですが、ここには月1回のレンジャーツアーでしか行くことができません。 いくつかトレイルがありますが、砂丘の端の Big Dune Nature Trail と砂丘中心部のAlkai Flat Trail を押さえれば十分だと思います。植物の種類とか砂丘の形の違いが分かります。 昼間よりは朝・夕の方が砂丘の形がきれいに見えます。夕暮れ時は日が落ちる前の砂丘のシルエットに加えて、オレンジ〜ピンク色に空の色が変わっていく様子が感動的でした。翌朝には朝一番で公園を訪れて、足跡が風で消され風紋しかない砂丘をハイキングして楽しみました。 |
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動く砂丘に取り残される植物 |
夕暮れで色づく砂丘 |
ピクニックテーブル |
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メキシコからの不法入国者を捕まえるため、国境付近の主要な道路で検問をしています。パスポートを携帯するのをお忘れなく。私たちも国境警備隊にパスポートを見せるよう要求されました。カリフォルニア州では通常は免許証でOKなのですけどね。私たちの車がカリフォルニアナンバーであることが理由かもしれません。 国境警備隊の人にどこに行くのかと聞かれてホワイトサンズと答えたら、ビーチはカリフォルニアにあるじゃないかとつっこまれてしまいました。地元民はそりを持ってきて、砂すべりをして遊んでいます。水溜りもあったりして、たしかにまるでビーチのようでした。世界でも珍しい白砂の砂丘を保護しなくていいの?と思ったのは私たちだけでしょうか。 |
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