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カサグランデ遺跡国定公園
Casa Grande Ruins National Monument
2004年3月13日訪問


Arizona アリゾナ州
     
公園入口のゲート
カサグランデ遺跡国定公園 Casa Grande Ruins National Monumentは、アリゾナの州都フェニックスから55マイル南側に位置しています。

ここは、Hohokamという部族が暮らしていた遺跡です。Hohokamとは、Pima Indianの言葉で「消滅した」という意味だとか。ある程度高度な文明を持っていたHohokamが突然消えた理由はいまだに不明だそうです。

紀元前12世紀ごろからHohokamの存在が確認されていますが、彼らがここCasa Grandeに家を建てて定住しはじめたのは紀元前300年頃だそうです。この時期は、日本では縄文時代と弥生時代の狭間にあたります。

この北側にあるGila Riverという川から運河で水を引いて、灌漑もしていたようです。遺跡からは器も見つかっていて、農耕をしていたことが確認されています。

少し北に位置するWupatki (ここもNational Momument)をはじめ、カリフォルニアやメキシコの部族とも貿易による交流があったそうです。カリフォルニアまでは車でも移動するのが大変な距離なのに、ご苦労なことです。

Casa Grandeで見るものは、大きさは20メートル四方で、4階建ての高さの大きな土壁の家です。ご覧の通り、今は建物を保護するための屋根が取り付けられています。40℃を超える灼熱の中で、生活していた彼らの苦労に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
Casa Grande遺跡
   
2000年も耐えた土壁
建物模型

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