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ハワイボルケーノ国立公園
Hawaii Volcanoes National Park
2005年1月7日、8日訪問


Hawaii ハワイ州
     

公園入口のゲート
ハワイボルケーノ国立公園は、ハワイ島南東部に位置しており、カイルアコナから100マイル、ヒロから30マイルの距離にあります。この公園の見所は、もちろんいまだに噴火し続けているキラウエア火山です。公園内はキラウエアカルデラ地区とチェーンオブクレーター地区に分かれます。

キラウエア火山は、現在はかつてのような真っ赤な溶岩を吹き上げるまでの勢いはありませんが(これは危険で近づけないでしょう)、ドロドロした溶岩をいまだに吐き出しています。溶岩はチェーンオブクレーター地区で見られます。(2005年1月7日現在)

火山の女神「ペレ」
God of Volcano "Pele"
 
■キラウエアカルデラ地区 Kilauea Caldera Area
クレーターリムドライブ Crater Rim Drive に沿って車で1周できます。ここの見所は火山の神様ペレが住むとされるハレマウマウ噴火口 Halema'uma'u Crater溶岩トンネル Lava Tube硫黄提 Sulphur Banks の3箇所だと思います。途中に70年代、80年代の溶岩流の跡もところどころで見られます。ビジターセンターで映画を、ジャガー博物館で展示を見て火山について理解を深めるのもお忘れなく。かつて溶岩を吹き上げたハレマウマウ火口は今でも蒸気や硫黄の煙を上げています。
     

ハレマウマウ噴火口 Halema'uma'u Crater

ハレマウマウ展望台 Halema'uma'u Overlook
     

溶岩トンネル Thurston Lava Tube

キラウエア噴火口 Kilauea Iki Crater

硫黄提 Sulphur Banks
     

溶岩と太平洋
■チェーンオブクレーター地区 Chain of Craters Area
キラウエアカルデラからチェーンオブクレーターロードの終点までは30マイルくらいあり、1200mほど下ります。ここをのんびりドライブすること約1時間。1970年前後に溶岩が噴出していた火口や溶岩流を通り抜けて海に到達します。

チェーンオブクレーターロードの終点は溶岩でせき止められています。これだけでも圧巻です。この道、もともとはヒロまでつづくハイウェイだったそうです。

チェーンオブクレーターロードの終点
     
■溶岩ハイキング Trail to Red Lava
キラウエア火山の迫力を間近で感じるならば、絶対に溶岩ハイキング。実は私たちにとって今回は2度目のハワイボルケーノ国立公園訪問となります。前回はスケジュール的制約に加え、猛暑のなかで長時間のハイキングに耐えられる体力と装備(水、懐中電灯など)を持っていなかったため、溶岩ハイキングを断念しました。今回は絶対に赤い溶岩流を見るぞと意気込んで、往復4時間強の溶岩ハイキングに行ってきました。

溶岩流の動きは意外と変わりやすいため、ビジターセンターで最新情報を確認してから出かけることをお勧めします。私たちは溶岩流まで片道2マイル・2時間弱との情報を聞いて、出発時間をサンセット3時間前の午後3時に設定。ごつごつした岩の上を歩くので、高低差はほとんどないにもかかわらず、けっこう疲れます。途中で溶岩に埋まっている"No Parking"の看板を見つけました。ここがかつて道路であったことを物語っています。ビーコンという目印(単なるポールですが)を頼りに目的地を目指します。1時間半ほど歩いたところ、遠くに暑い空気で景色が揺れているのを発見。しかし、溶岩がそこにあると分かってからが大変でした。

溶岩に近づくにつれ、熱せられた空気で息苦しくなってきます。このとき溶岩をめざしているグループは私たちだけで、どこまで近づいて安全なのかが判断できず、怖くなりはじめました。固まったばかりの溶岩は割れて落ちるかもしれない、過去に何人も死んでいるなどの話を聞いていたので慎重にならざるを得ません。遠くに赤い溶岩流が見られれば、それを眺めて満足するつもりだったのですが、見渡す限りどうやら赤い物体は見当たりません。とりあえずその場にとどまり、進むべきか戻るべきかを考えていました。途方にくれていると、帰り途中の青年とすれ違い、あと10分くらい歩くと赤い溶岩を見られるとの情報を得て、私たちももう少し先へ進むことにしました。

10分ほど歩くとさらに空気は熱くなり、足元でぱちぱち音がするようになりました。これは絶対危険だと思い始めたとき、ふと横を見ると熱せられて赤い岩が目に入ってきました。すごい熱でした。足の裏で温度を感じたような気がします、靴底のゴムが熔けているのではないかと思ったぐらいでした。(実際には熔けてなかった。)

溶岩が見られたことに感動・満足・興奮しつつも、落ちたら大変だという恐怖心もあり。写真とビデオを撮って早々に退散することにしました。復路の途中で日が沈み、最後には真っ暗になってしまいました。夕方に見に行くのであれば、懐中電灯は必携です。あと、このハイキングは正式にはトレイルルートではなく、自己責任 At your own risk でそれぞれの判断で勝手に行くものなので、十分にお気をつけください。

埋もれたNo Parkingの看板

溶岩

冷え固まった溶岩
     

固まりつつある溶岩 Red Lava

割れ目から見える真っ赤な溶岩 Red Lava
     

夕日 Sunset
夜であれば、チェーンオブクレーターロードの終点からも山の斜面には赤い溶岩の筋が遠くに見えます。双眼鏡は必要ですが、これを見るだけでも価値はありそうです。

斜面を流れる溶岩 Lava on a slope
     
     
     

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