マウントラシュモア国定記念物旅行記 Mount Rushmore National Memorial

マウントラシュモア国定記念物
Mount Rushmore National Memorial

2004年6月8日訪問

South Dacota サウスダコタ州

Gate

岩山に4人の大統領の顔が彫られた不気味な写真を見たことがある人は結構多いのではないでしょうか。その岩山が、マウントラシュモア国定記念物にあります。

もともとはサウスダコタ州のある歴史家のアイディアが、多くの人の支持を得て、ついにサウスダコタ州と連邦政府が資金援助するまでに至りました。多くの候補地からここマウントラシュモアが選ばれ、1927年に着工しましたが、、1941年に資金の枯渇と第二次世界大戦が始まったために未完成のまま終了しました。当時のお金で総額100万ドルを費やしたそうです。

Mount Rushmore

よく見ると中途半端な状態で彫刻が終わっていますが、ここまで仕上げただけでもすごいことだと思います。参考までに、顔の高さが18mあるそうです。数字を聞いてもピンときませんが、奈良の大仏が高さ15mだというので、やっぱり大きいですよね。こんな企画を思いついた人がいたことに驚くとともに、政府が資金を出してしまったということにさらに驚きます。アメリカって、へん？すごい？よく分かりません。

選ばれし4人の歴代大統領とは、

George Washington ジョージワシントン(初代)
Thomas Jefferson トーマスジェファーソン(第3代)
Abraham Lincoln エイブラハムリンカーン(第16代)
Theodore Roosevelt セオドアルーズベルト(第26代)

彫刻の並びで言うと、左から順にジョージワシントン、トーマスジェファーソン、セオドアルーズベルト、エイブラハムリンカーンだと思います。

この4人はたしかに有名だとは思いますが、このベスト４から漏れてしまった生存中の大統領はどんな気持ちだったのでしょうか。「俺の成果って…」

4人の大統領紹介

Crazy Horse

マウントラシュモアの近くに、Crazy Horse クレイジーホースというこれまた馬鹿でかい彫刻があります。（ここは国立公園とは無関係。）こちらの顔の大きさだけで26m。完成した暁には、高さ170m の世界最大の彫刻となる予定ですが、1948年に着手し、56年をかけてやっと顔の形ができたところです。右側の写真が、1/34モデルです。

ここはネイティブアメリカン(インディアン)との文化交流の場とするビジョンを掲げていて、それはそれでご立派なのですが、なぜ彫刻なのかは私たちには理解できませんでした。でも、アメリカ人には非常に受けていて、不思議な思いをしました。せっかく近くまで来たのだからと思う方は、立ち寄ってみるといいかもしれません。

1/34th Scale Model