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セントヘレンズ国定火山公園
Mount St. Helens National Volcanic Monument
2004年8月16、17日訪問


Washington ワシントン州
     
最新情報(10/25/2004現在):

2004年10月1日に水蒸気と火山灰を伴う噴火がありました。翌日の2日には再噴火の恐れがあるということで非難警告が出されました。現在も活動中とのことで、公園には入れるようですが、ウィンディリッジ、ジョンストンリッジ展望台ともに閉鎖されている模様です。

公園の最新状況はこちら

噴火情報 cbsnews.com より

噴火情報 cbsnews.comより
     

Naitona Volcanic Monument
1980年5月18日にセントヘレンズ山は大噴火を起こしました。標高約3000mの山頂が一瞬にして崩れ、一気に400mも低くなったそうです。57人もの犠牲者を出した大惨事でした。マウントセントヘレンズ国定火山公園として、この地域を保存しています。

私たちは美しい自然がいっぱいのマウントレーニエ国立公園を訪れた後だったので、対照的な荒々しい風景に圧倒されました。

セントヘレンズ国定火山公園へは、主に北東側と北西側からの2つのアクセスが有名です。北東側はWindy Ridge、北西側からはJohnston Ridgeが終点で、それぞれは公園内ではつながっていません。
     

カスケードピーク付近の風景


■カスケードピーク Cascade Peak View Point
ここは公園の北東部からウィンディーリッジに向かう途中にあるビューポイントです。この付近一帯は、火山が噴火したときの激しさを今でも肌で感じ取れる場所です。

山肌に、なぎ倒された木や立ち枯れた木が見渡す限りに広がっています。高温の熱風と爆風で一瞬にしてこんな風景になってしまったのだそうです。噴火から24年が経った今でも、その傷跡がくっきりと残っています。それでも、ところどころに緑や花が咲き始め、山は元気を取り戻しつつあります。一時は全く見られなかった野生動物も徐々に戻ってきているそうです。自然の再生力はすごいのだなと改めて感心させられます。
     

ウィンディーリッジ展望台より

■ウィンディリッジ展望台 Windy Ridge Observatory
手前に障害物があるので景色としてはいま一つですが、噴火口までの距離はここが最短の場所です。ビジターセンターがここにはないため、Johnston Ridgeで予備知識を仕入れてからこちらにくる方がいいかもしれません。

この展望台のすぐ横には、Spirit Lakeが眼下に見下ろせます。この湖の一部は、流されてきた無数の倒木で埋め尽くされてます。異様な光景です。

     

ビジターセンターからの眺め

■ジョンストンリッジ展望台 Johnston Ridge Observatory
1980年の噴火で2950mあった山頂が吹き飛んでしまいました。今は標高2550m。かつては富士山のような形をしたきれいな山でした。ジョンストンリッジ展望台から、ぽっかりと開いた火口を眺めることが出来ます。展望台から火口までの距離は9kmもありますが、十分にその大きさを実感することが出来ます。ここはビジターセンターもあり、展示や映画などを楽しめます。

注) この国定公園はアメリカ森林局が管理しているため、国立公園局の年間パスは使えません。(ゴールデンイーグルパスはOK)詳しくはこちらをどうぞ。


ジョンストンリッジ展望台より
     

From Forest Learning Center



Pearly Everlasting
     
Mt. St. Helens と Castle Lake(右)  

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