トント国定公園 Tonto National Monument |
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2004年3月14日訪問 |
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トント国定公園 Tonto National Monumentは、ルーズベルトレイク Theodore Roosevelt Lakeのそばにある先住民の遺跡です。 Saladoという部族がここに住んでいました。彼らが洞穴に立てた土壁の建物が残っています。ビジターセンターから住居跡までの約15分の上り坂が続きます。途中で振り返ると眼下にRoosevelt Damによりできたコバルトブルーの湖が広がっています。ここは、坂をあがるのが大変なことを除けば、近くに川も流れているので、生活するには便利な場所であったのでしょう。 時代は紀元前8世紀前後、1400人くらいがここに住んでいたようです。Saladoという部族は、もとはHohokam族の一派で、農耕文化をもつことなど共通点も多いようですが、年月とともに独自の文化を築いたようです。 |
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建物自体はCasa Grandeと同じ作り方をしているように見えました。果たして、Casa Grandeのように平地だけれど直射日光が当たる砂漠がいいか、Tontのように日陰だけれども坂を上る方が良いのか、これは難しい選択です。Salado部族はこちらを選んだのです。 ここでの生活は300年ほど続いたようです。書き記したものは何も無いため、なぜこの地を捨てて移動してしまったのかは、今でも謎だそうです。 |
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