サリナスプエブロミッション国定公園 Salinas Pueblo Missions National Monument |
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2005年3月18日訪問 |
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公園入口のゲート |
サリナスプエブロミッション国定公園は、ニューメキシコ州にある代表的なミッションの遺跡を保護しています。スペインの宣教師団(ミッション)が17世紀はじめにここサリナス地区を訪れ、最初はインディアンと衝突しながらも教会を中心としたコミュニティを作り上げたそうです。石を積み上げて建てられた教会があるところは、他の遺跡と違って趣のあるところです。 最寄の大都市は160kmほど離れたアルバカーキ。車で2時間ほどかかります。サンタフェやロズウェル、ホワイトサンズ国定公園、カールスバッド国立公園などとセットにしてまわるとちょうどいいドライブルートになると思います。 |
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公園内にはビジターセンターを中心として、Gran Quivira、Abo Ruins、Quarai Ruins の3箇所に遺跡が散らばっています。Gran Quivira は灰色の土、その他の2箇所は赤土が特徴的です。 17世紀はじめに建てられたこれらの遺跡は、1670年代にスペイン人のミッションがここを立ち去り、その後は廃墟になってしまったそうです。 カリフォルニア州にも22箇所のミッションがありますが、カリフォルニアのミッションは18世紀〜19世紀に建てられたものなので、ちょっと時代が違います。 |
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Gran QuiviraのKiva |
■キバ Kiva 宗教儀式を執り行うキバ Kiva と呼ばれる場所は、メサベルデ国立公園などでも同様のものが見られます。 これはインディアンの集会所であもあり、宗教的な儀式を執り行う場であったようです。 最初は融和策をとっていたスペイン人でしたが、徐々にインディアン独自の宗教的慣習を禁止していきました。スペイン人にとって、キリスト教を布教することが目的であり、彼らの生活様式に従わせることが文明化と考えていたわけです。武力で制圧しつつも、インディアンと対立することは当たり前だったとも言えます。 |
Quarai Ruins の教会内部 |
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Kiva |
Abo Ruins |
Abo Ruins |